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Hauptbahnhof Gleis3
第9回杉並演劇祭参加作品 『ART』

原作:ヤスミナ・レザ
翻案・構成・演出: 金田一 央紀
場所: Asagaya / Loft A(東京都杉並区阿佐ヶ谷南1-36-16-B1)
日時: 2012年3月24日(土)~25日(日)

出演

斉藤真(サクラプランエンターテイメント)/安野敦洋/中村健

スタッフ

照明:半田達郎/音響:清水千年/制作:氏家綾子

ごあいさつ(フライヤーより)

"ART" (アート)は1994年にフランス人のヤスミナ・レザという劇作家によって書かれ、パリで上演されたあと、1996年にはイギリスのウェストエンドで英語に翻訳されて上演。1998年にはブロードウェイに行き、その年のイブニング・スタンダード賞、ローレンスオリビエ賞、モリエール賞、トニー賞、などなど数々の賞に輝いたものでありました。日本でも翻訳されたものが上演されているようです。
それを今回はHauptbahnhof 流にガラッと雰囲気を変えて上演しようと思います。場所も劇場じゃないし、ライブハウスですから、飲んだり食べたりできますし。自由にリラックスしながら、なんなら立ち歩きながら、この "ART" に参加してもらえればと思っています。
"ART" は、「大の大人」が3人そろってケンカをおっぱじめる話です。
「大の大人」って、いい事をやったためしがありません。落ち着かない。話せば回りくどい。自慢してひけらかす。自分の知ってることがさもすごいことのように飾ってみたりする。気に食わなかったらとたんにやる気を失くす。でも時々オトナぶる。
「大の大人」は「オトナ」になりきれないまま大きくなっちゃって、若者には戻れないのに、自分は若者だと思っている、「そろそろ次の段階に行っていいんじゃないの?」みたいな人たちです。
「大の大人」は、なんで「オトナ」になれないんだろうな?と考えてたら、この "ART" をやればちょっとは分かるんじゃないかとひらめいたのです。
なにしろコメディってオトナっぽいじゃないですか。「大の大人」がオトナっぽいものをやってみたら、多少は大人になれるんじゃないかな。
大の大人の皆さんと、大人になりそうだなと少しでも思った人に、ちょっと上から目線ですが、笑って見ていただきたいと思います。

まず笑えますから。見に来てください。

主宰・金田一 央紀
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